株式市場のニュースでよく耳にする 「NYダウ(ダウ平均)」。
しかし、S&P 500やNASDAQとどう違うのか? と疑問に思ったことはありませんか?
NYダウ、S&P 500、NASDAQは、いずれもアメリカ市場を代表する株価指数 ですが、
・ 対象銘柄
・計算方法
・値動きの特徴
に大きな違いがあります。
この記事では、NYダウの基本や特徴、S&P 500・NASDAQとの違い を分かりやすく解説します!

S&P 500とは?特徴やNASDAQとの違い、投資のポイントを解説!
「S&P 500(エスアンドピー500)」は、アメリカを代表する株価指数 の一つで、世界中の投資家が注目する指標です。
「S&P 500に連動するETFを買うだけで資産が増える」と言われるほど、安定した成長を続けている指数 ですが、実際にどんな企業が含まれているのか、NASDAQやNYダウとは何が違うのか気になりますよね。
この記事では、S&P 500の基本や特徴、NASDAQとの違い、投資方法 について分かりやすく解説します!
NYダウ(ダウ平均)とは?
NYダウ(ニューヨーク・ダウ)は、アメリカを代表する30社の株価をもとに算出される株価指数 です。
- 正式名称:「ダウ・ジョーンズ工業株平均(DJIA)」
- アメリカの主要30銘柄で構成される
- 世界で最も歴史のある株価指数(1896年に誕生)
NYダウに含まれる代表的な銘柄
NYダウは、アメリカの 時価総額が大きく、影響力のある企業30社 で構成されています。
業種 | 代表企業 |
---|---|
IT | Apple、Microsoft、Salesforce |
消費財 | マクドナルド、コカ・コーラ、P&G |
ヘルスケア | ジョンソン&ジョンソン、メルク |
金融 | ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース |
時価総額の大きな企業が多く、アメリカ経済全体の動きを反映 しています。
NYダウ・S&P 500・NASDAQの違いを比較!
NYダウとよく比較される S&P 500やNASDAQ との違いを整理すると、以下のようになります。
NYダウ(ダウ平均) | S&P 500 | NASDAQ 100 | |
---|---|---|---|
対象銘柄 | 30社 | 500社 | 100社 |
市場 | NY証券取引所(NYSE)、NASDAQの両方 | NY証券取引所、NASDAQの両方 | NASDAQのみ |
計算方法 | 株価の平均値(株価の高い企業の影響が大きい) | 時価総額加重平均(企業の規模が大きいほど影響が大きい) | 時価総額加重平均 |
業種の特徴 | 伝統的な大企業中心 | 米国市場全体のバランスが良い | ハイテク・IT企業中心 |
リスクとリターン | 比較的安定 | バランス型 | 変動が大きい |
NYダウは「アメリカの超優良企業30社」の指数
- S&P 500は「アメリカ経済全体」の指数
- NASDAQは「ハイテク・IT企業中心」の指数
NYダウが変動する要因
NYダウの値動きは、以下のような要因で影響を受けます。
① 主要30銘柄の業績
- アップルやマイクロソフトなど、大企業の決算が指数全体に影響
- たった1社の値動きで、指数が大きく動くこともある
② FRB(米連邦準備制度)の金融政策
- 金利が上がると、株価が下がりやすい(企業の借入コスト増加)
- 金利が下がると、株価が上がりやすい(企業の業績向上が期待される)
③ 世界的な経済ニュースやイベント
- 米中貿易摩擦、戦争、景気後退などのニュースで影響を受ける
- コロナショックやリーマンショック時には、大幅下落が発生
NYダウへの投資方法
NYダウに投資する方法として、以下のような手段があります。
① NYダウ連動のETFを買う
- 「DIA(SPDRダウ・ジョーンズ工業平均ETF)」 が代表的
- ETFなら、日本の証券会社でも簡単に買える
② 投資信託を利用する
- SBI証券や楽天証券で、ダウ平均連動の投資信託が購入可能
- 積立投資ができるので、長期投資に向いている
③ NYダウの個別銘柄を買う
- アップルやマクドナルドなど、好みの企業に直接投資
- 個別株投資はリスクがあるが、大きなリターンも期待できる
NYダウ投資のメリット・デメリット
メリット
✔ アメリカの超優良企業に投資できる
✔ 歴史が長く、長期的に安定した成長を続けている
✔ ETFや投資信託を利用すれば、簡単に分散投資できる
デメリット
❌ たった30銘柄なので、分散性が低い
❌ 株価の高い企業の影響を受けやすい(1社で指数が大きく動くことがある)
❌ S&P 500やNASDAQと比べると成長率がやや低め
まとめ:NYダウ・S&P 500・NASDAQのどれを選ぶべき?
- NYダウ → 「アメリカの超優良企業に投資したい人向け」
- S&P 500 → 「アメリカ市場全体に広く分散投資したい人向け」
- NASDAQ → 「ハイテク株の成長を狙いたい人向け」
NYダウは、アメリカのトップ企業を集めた指数ですが、
分散投資を考えるなら S&P 500やNASDAQも選択肢に入れると良い でしょう。
特に 「長期投資ならS&P 500」、「成長性を狙うならNASDAQ」 という選び方がオススメです!

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